2025年6月21日(土)、北九州市政策局WomanWill推進室主催で【パパ育休セミナー】これが“働く×育てる”のリアル」が開催されました。

北九州市の「パパ育休応援プロジェクト」に基づく市内企業の男性育休取得促進を目的とした初の試みで、男性育休の取得に関心のあるパパやママ、後押したい職場の人事・経営者など23名の方が参加。

全国的に共働き・共育てが進む今、北九州市でも「パートナーと共に仕事と子育ての両立を叶えられる家庭が増えていくように」との思いで企画されたイベントへの評価は、有難いことに「満足度100%」という結果でした。

以下で参加者の皆さんの感想を含めたイベントの様子をご紹介します!
 

【イベント概要】
■名 称:【パパ育休セミナー】これが“働く×育てる”のリアル
■日 時:2025年6月21日(土)13時〜16時
■会 場:子育てふれあい交流プラザ(元気のもり)わらべホール

■内   容:「パパ育休」をテーマに、講話とトークセッションを通じて子育てと仕事の両立のヒントをお届けします。
■講 師:Logista株式会社 共同代表『夫婦会議®』開発研究者 長廣百合子(妻)、長廣 遥(夫)
■ゲスト:
株式会社不動産のデパートひろた/株式会社丸信 (※順不同、敬称略)

■主 催:北九州市 政策局 WomanWill推進室

満足度100%!パパ育休に対する思いがあふれた3時間に

【パパ育休セミナー】これが“働く×育てる”のリアル」は、2部制で開催。

◆ 第1部・講話
共育てで家庭も仕事も充実!パパ育休に向けた『夫婦会議®』のすすめ

◆ 第2部・トークセッション
市内企業がリアルを語る!パパ育休で仕事も家庭も幸福度UP!

第1部の講話では、Logista株式会社の共同代表『夫婦会議®』開発研究者の長廣百合子(妻)長廣遥(夫)が講師を務め、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®』をヒントに、妊娠・産後・育児期の夫婦の協力体制づくりに欠かせないポイントや、育休取得に向けて夫婦で話し合う際の議題例やコツなどを紹介。

第2部のトークセッションでは、北九州市内の企業から「株式会社不動産のデパートひろた」「株式会社丸信」の2社(敬称略・順不同)にご協力いただき、「実際に育休を取得したパパ社員とその上司の方々」をゲストに迎え、リアルな体験談を展開。
育休取得前後のそれぞれの心境や、家庭・社内の変化、上司としての支援の在り方など、様々な目線で「男性育休」に踏み出すことの意義を共有いたただきました。

イベント終盤の感想共有や終了後のアンケートでは…

気持ちや考えを冷静に⾔語化する「対話」は⼤切であると思いました。
『夫婦会議』にトライしてみたい!今後の夫婦の対話の参考にしたいと思います。
講師のナガヒロ夫婦の産前産後のリアルな話を聞き、少しウルッときました。
お互い対等に話し合える関係を築きたい。難しい話でも、肩の⼒を抜いて話せるようにしていきたいと思いました。
男性も育休をとって良いという世の中の流れになってきていることが分かり、ちょっと安心しました。どんどん広がってほしいです。
育休に当たり、夫に「してほしいこと」をちゃんと話しておく大切さが分かりました。
会社として、育休を取得しやすい環境が整っていることがとても大事だと実感。「1年くらい取得したっていいんだよ」と、自分の身近なところから広げていきたいと思いました。
ゲスト企業の「不動産のデパートひろた」さんと「丸信」さんに、育休取得を言い出しやすい環境があることが素晴らしいと感じました。自分は育休を取得できなかったけれど、今後は部下に育休を推進していく側として参考にしたい。育休期間のエピソードがあった方が、今後の仕事上のキャリアにも活かせるようになることを伝えていこうと思います!
ありがとうございました。男性育休の制度はあっても、⾵⼟や雰囲気が追いついていないため、引き続き市町村からも企業に呼びかてもらいたいです!

などの嬉しいお声を寄せていただきました!

夫と妻の関係に父・母という親としての役割が加わる時期だからこその葛藤を、パパもママも一人で抱えることの無いように。子どもが生まれてからも、仕事と家庭を充実させられるように。

イベントの内容が、北九州市で共働き・共育てに踏み出す子育て夫婦の皆さまにとってはもちろん、「男性育休の推進」に尽力されている企業の皆さまにとっても、前向きな一歩に繋がれば幸いです。

ご参加の皆さま、ゲスト企業の皆さま、主催の北九州市 政策局 WomanWill推進室の皆さま、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組むパパ・ママの皆さま、支えてくださる周囲の皆さまに、明るい未来が訪れることを心から願っています!

 

Special Thanks!

今回のイベントを主催した北九州市役所さまでは、市職員を対象に「女性活躍・ワークライフバランス推進プログラム」を策定しており、その柱のひとつに「仕事と生活を両立できる職場環境づくり」を掲げています。

その中で、男性育休は男性自身のキャリア形成においてはもちろん、女性の仕事と生活の両立やキャリア形成を後押しする役割にも繋がる」との考えから、育休取得対象となる男性職員向け必須研修として「パパスイッチ研修」を実施

“とるだけ育休”ではない「家庭と仕事の充実」に繋がる前向きな育休ライフになるようにーー。
研修では、今回のイベントと同様に、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』や育休経験パパのトークセッションを交えながら、パートナーと協力して育児・家事・仕事に取り組んでいくための心構えや具体的な行動のヒントをお届けしています。

結果、男性職員の育休取得率はプログラム策定当時の2019年(令和元年)が28.7%であったのに対して、2024年(令和6年)時点で80.6%と大きくステップアップ!こうした取り組みや成果を市内企業の男性育休推進にも活かし、「市民がより子育てしやすい北九州市になるように」との思いで、今回の市民向けイベント「パパ育休セミナー」が企画されるに至りました。

以下で、本イベント主催の皆様からのコメントをご紹介します! 

主催自治体より

北九州市 政策局 WomanWill推進室​の皆様

令和4年度に実施した北九州市の男女共同参画社会に関する意識調査では、「育児休業を取得したい」と回答した男性の割合は80.1%、一方、実際に育児休業を取得した男性の割合は36.3%(令和5年度 北九州市における女性の活躍推進実態調査)と、希望と現実に差がある状態です。

こうした中、北九州市では性別にかかわらず柔軟に働き続けることができる企業文化や意識醸成を目的に、市内企業の男性育休取得促進を応援するべく、以下の3本柱を軸に「パパ育休応援プロジェクト」をスタート。本イベントは、この内の2つ目の柱を担う取組みとして開催しました。

<取組みの3つの柱>

柱1:中小企業向け「パパ育休第一号サポート奨励金」
→「パパ育休」が取りやすい職場へ変革

柱2:共育て世代のパパママ向け「パパ育休セミナー」
→「パパ育休」を取りたい気持ちを実現

柱3:働きやすい企業の情報を広く発信「Work Life Balance 表彰」
→「パパ育休」は取るのが当たり前の風土へ変革

子どもが生まれてからの「働き方」や「暮らし方」を考えるキッカケを届け、「パパ育休」の実現を後押しすることを目的に実施した今回のイベントには、育児休業の取得を考えている男性とそのご家族、更には育児休業を後押ししたい職場の皆様など、多くの当事者の方がお集まりくださいました。

北九州市ではもちろん、全国的にも共働き・共育てを目指す家庭が増えている今、市民の皆さんが「パパ育休」をきっかけに仕事と子育ての両立の土台をつくっていけるように。これからも、市内企業の皆さまと共に「パパ育休」を推進・サポートすることで、北九州市全体をより一層「子育てしやすいまち」にしていけたらと思っています。

アーカイブ&フォトギャラリー

【第1部】共育てで家庭も仕事も充実!パパ育休に向けた『夫婦会議®』のすすめ

サムネイル

【第2部】市内企業がリアルを語る!パパ育休で仕事も家庭も幸福度UP

サムネイル

担当講師より

本イベントの講師とファシリテーターを務めさせていただいた、Logista株式会社の共同代表で、『夫婦会議®︎』開発研究者の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。

「パパ育休で、パートナーと共に仕事と子育ての両立を叶えられる家庭が増えていくように」という想いで開催された北九州市さまでの市民向けイベントは、2015年の創業以来、子育て支援企業として産前産後の夫婦を取り巻く社会課題の解決に向け『夫婦会議®︎』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」に通じる大切な一歩となりました。

仕事と家庭の「両立の危機」や、産後うつ・虐待などの「命の危機」、産後クライシス・離婚などの「家庭崩壊の危機」をどう防ぐ・乗り越えていくのか?子どもたちが最初に触れる社会「家庭」において、親になる夫婦がどのような家庭環境を子どもたちに創り出していくのか?
何かと不安に直面しがちな「育休」取得のタイミングで、こうした問題を個人の問題と突き放さずに、家庭・職場・地域が一体となって「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、親になる夫婦の皆さまにはもちろん、生まれくる子どもたちのより良い未来にコミットすることに繋がります。

その意味で、今回のイベントの主催である北九州市役所さまや、ゲスト企業の株式会社不動産のデパートひろたさま、株式会社丸信さまは、まさにロールモデル!私たちLogista株式会社も、引き続き『夫婦会議®︎』でより良い夫婦の対話とパートナーシップ、そして子どもたちの未来に貢献できるよう力を尽くして参ります。

ご参加の皆さま、ゲスト企業の皆さま、主催の北九州市 政策局 WomanWill推進室の皆さま、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組むパパ・ママの皆さま、支えてくださる周囲の皆さまに、幸せな未来が訪れることを心から願っています。

Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議®︎』開発研究者
長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)

 

Logista株式会社では、夫婦会議推進プロジェクトの一環で、2019年より福岡県北九州市様より、男女共同参画や女性活躍推進の事業を受託し、『夫婦会議®︎』のメソッドを用いた市民向けの講座や、職員向けの研修を担当させて頂いています。

『夫婦会議®︎』をはじめてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。

『夫婦会議®︎』のツール

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

■対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
■受賞:キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、妊娠・産後・育児期の夫婦の対話と協力体制の土台を育む『夫婦会議®︎』ツールです。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との人間関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。夫婦間の本音や変化に寄り添い「対話」をサポート。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/fufukaiginote/

■対象:すべてのご夫婦

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」は、ライフステージや世代を問わず、すべてのご夫婦の対話と協力体制を継続的に育む『夫婦会議®︎』ツールです。世帯経営ノートを1冊終えた/『夫婦会議®︎』を習慣化したい/自由な議題設定で『夫婦会議®︎』を楽しみたい…そんなご夫婦にオススメです!夫婦で話し合うことに難しさや苦手意識があるご夫婦にも「対話のコツ」や「夫婦会議のテーマ・議題例(77個)」を参考にカンタンに『夫婦会議®︎』を始めていただけます。