男女共に育児期の仕事と家庭の両立を実現できるよう、様々な研修・制度を整備されている北九州市役所さま。

2024年も、育休取得対象となる男性職員向けの必須研修として、パパスイッチ研修「パパのためのワーク・ライフ・バランス講座 〜はじめよう、夫婦会議®︎〜」(以下「パパスイッチ研修」)を開催いただきました。

研修には、子どもが生まれる予定のプレパパ、生まれて間もないパパが集結。
合計「65名」の方が、7月26日(金)、29日(月)、8月6日(火)の3日程に分かれてご参加くださいました。

事前の参加理由として、

第1子誕生を控え、父親としての自覚を持ちたい。
・ワーク・ライフ・バランスを実現するためのコツを学びたい
・育休を取得するかどうか、悩んでいた。仕事と家庭の両立が気になる。
去年、この講義を受けた人から受けた方が良い!と言われた。
・産後に妻の負担が増え、疲れた様子も見られる中、今の自分に必要なことを少しでも分かりたいと思った。

などリアルなお声が寄せられた中、事後アンケートでは研修の満足度・講師の満足度共に「99%」という結果を頂戴しています。

以下で、参加者の皆さんの感想を含めた研修の様子をご紹介します!

 

満足度99%!「ライフの充実がワークの充実に繋がる」の声

「パパスイッチ研修」では、講師を務めるLogista株式会社の共同代表『夫婦会議®』開発研究者の長廣百合子(妻)長廣遥(夫)や、ゲストの育休経験パパのリアルトークを交えながら、

1、パパとして・夫として知るべきことを知ろう!
・講話:どこまで知ってる?産後のリアル
・トークセッション:育休経験パパのリアル
2、家事・子育て・仕事のベストバランスを考えよう!
・ワークショップ

3、『夫婦会議®︎』で話し合おう!
・講話:夫婦の“対話”を育む『夫婦会議』

4、仕事と家庭の充実に向けた次の一歩を考えよう!
・ワークショップ

の4つのステップで研修を展開。

何かと課題を抱えがちな子育て期こそ、夫婦で協力して働き方や家事・育児の協力体制を築いていけるように。
パパになる・なった今、「家庭と仕事の充実」に向けて具体的なアクションが取れるように。

可愛いだけではない「赤ちゃんのお世話の実態、様々な危機と隣り合わせの「産後のリアル」をはじめ、育児期の家庭と仕事の協力体制づくりに向けた考え方や行動のヒントとして、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』をご紹介。

今できる事・これからすべき事にそれぞれ頭を回しつつ、10時〜16時までじっくり研修に取り組んでいただきました。

アンケートや講座終了後に個別にいただいた感想では…

家庭があっての仕事」と言うことが、大前提であると気づきました!
夫婦で参加したいと思えるような研修でした。理想と現実の間で「最適解」を夫婦で探していきたいです。
育休取得をためらっていましたが、取得してみようと思えました。出産前に意識を変えることができて大変良かったです。
反省することばかりでした。『夫婦会議®』を実施して、ワークライフバランスを充実させたいと思いました!
育児に向き合う考え方が変わり、頑張りたい!と思いました。育休を取得して少しでも長く子どもと接し、産後の妻の助けになりたいです。
子どもが生まれたら、こんなに気にしなければならない大変なことがあるのか…と分かりました。間も無く第1子が生まれるので、家事を妻に任せにせず、自分も色んな家事を効率的にできるように頑張っていきます!
1人目で育休を取得しなかったことを後悔すると共に、育休は取るべきと考えさせられました。2人目の誕生を機に家族の時間を取りたい。育休取得を悩んでいる人には、この研修を受けてほしいと思いました。
ライフの中にワークがある。妻はすでに「出産」という大きな仕事をしている。たくさんのことを教えてもらう中で、自分は家庭内で代えの効かない存在であるという気づきがありました!
育休経験パパの話やグループワーク内のパパたちと話す時間も、共感し合えることが多く有意義でした。
講師の体験談の中での「受動的主体性」という言葉が刺さりました。自分にもまだいっぱいやれることがあると気付かされました。当事者意識を持って家事・育児に当たります。
周りの方の育児に対する苦労話や感動体験を聞き、「皆通る道なんだな」と思えて心が軽くなりました。この研修は2回目の受講となりますが、ワーク・ライフ・バランスを意識するきっかけになっています。
第2子が生まれるに当たり、妻との「対話」がもっと必要!と感じました。家事の負担もかなり妻に偏っているため改善していきたい。また、妻が出産後、大変な時期にこそ育休を取りたいと思いました。
今日の話を聞いて「育休を取ってみよう」と決心がつきました!上司も応援してくれているのであとは妻との『夫婦会議®』で、育休を取ったらどんな風に過ごしてみたいとか、いつからどれくらい取るかなどを決めていきたいです。
2度目の参加でも新しい気づきや発見がありました。「対話」を大切に、ひとりで背負わず夫婦ふたりで協力し合っていきます!

などのお声を寄せていただきました。

また、講師のナガヒロ夫婦に関しても…

飽きない内容で、非常におもしろかった!
夫婦2名が講師というのが良かった。互いに尊重し合う様子も見られ、大変勉強になりました。
実体験を踏まえた説明が分かりやすく、スッと入ってきました!自分も夫婦で対話をしたいと思いました。
夫、妻両方の視点からの話、具体的な育児生活の話が参考になりました。ご自身の産後の危機をリアルに伝えてくださったのも良かったです。
問いかけの内容が分かりやすく、グループ内で話をしやすい環境にしてくれていた。研修自体が「対話」のような進め方なのも良かったです。
以前も、子どもが生まれる直前にナガヒロ夫婦の研修を1回受けているのですが、実際に子どもが誕生して話を聴くと、すごく身に染みました。育休の間に『夫婦会議®』をして夫婦の方向性を決め、育休後も続く数十年の育児を夫婦で上手くやっていきたいです。

など、嬉しいご感想を多数頂戴しております。ありがとうございます!

夫と妻の関係に、父・母という親としての役割が加わる時期だからこその葛藤を、パパもママも一人で抱えることの無いように。子どもが生まれてからも、仕事と家庭を充実させられるように。研修でご紹介した夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』もヒントにしながら、ご夫婦でより良い協力体制を築いていただければ幸いです。

受講者の皆さま、ゲストでご協力くださった育休経験パパの皆さま、主催の北九州市役所 女性の輝く社会推進室の皆さま、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組む皆さまに、明るい未来が訪れることを心から願っています!

 

Special Thanks!

福岡県 北九州市役所の育休取得対象となる男性職員向け必須研修として開催された「パパスイッチ研修」。
同市では、市職員を対象として「仕事と生活を両立できる職場環境づくり」等の柱を掲げる「女性活躍・ワークライフバランス推進プログラム」を策定しており、今回の研修はその一環で行われました。

男性職員の育休取得率においては、プログラム策定当時の2019年(令和元年)が28.7%であったのに対して、2023年(令和5年)時点では71%と大きくステップアップしている北九州市役所様ですが、「数値は上がったが、家事・育児の大半を女性が担っている現状がある。職員自身が学ぶことで、より良い市民サービスにも繋がる」という思いを背景に、“とるだけ育休”ではない中身の伴った育休の推進に向けて、『夫婦会議®』のメソッドを用いた研修を実施いただいています。

【研修概要】
■パパのためのワーク・ライフ・バランス講座 〜はじめよう、夫婦会議®︎〜」

日 時:2024年7月26日(金)、29日(月)、8月6日(火)
     ※全日共に10:00~16:00

内   容:育児期の家庭と仕事の充実に向け、普段の働き方、家事・育児の夫婦間の協力体制を見つめ直しながら、パパとして・夫として知っておくべきこと&準備できることを学ぶ研修。 講話の他に、個人ワークや参加者同士のディスカッションを通じ、双方向で気づきと学びを深めます。
講 師:Logista株式会社 共同代表『夫婦会議®』開発研究者
     長廣百合子(妻)、長廣 遥(夫)

■主 催:北九州市 総務市民局 女性の輝く社会推進室

以下で、本研修のご担当の皆様からのコメントをご紹介します! 

導入自治体より

北九州市総務市民局
女性の輝く社会推進室の皆様

北九州市では、職員を対象とした「女性活躍・ワークライフバランス推進プログラム」を策定しており、その柱のひとつに「仕事と生活を両立できる職場環境づくり」を掲げています。

男性が育児や家事に参画することは、マネジメント力の向上や多様な経験を通じて視野を広げることにつながる等、男性自身のキャリア形成にも重要であるほか、女性の仕事と生活の両立やキャリア形成を後押しする役割も期待されることから、特に男性の育児休業取得を推進しています。

同プログラムを策定した令和元年度には28.7%であった男性職員の育児休業取得率も、令和5年度には71.0%まで上昇し、これも長年Logista株式会社様と力をあわせて、男性職員の意識改革・行動変容を促すよう地道に取組んできた成果だと考えています。

これからも男性職員の育児休業取得率の更なる向上を目指すとともに、今後は市内民間企業にもその輪を広げていきたいです。

フォトギャラリー

担当講師より

Logista株式会社の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。

「市職員の学びを、より良い市民サービスに繋げたい」という想いを持って実施されている北九州市様での本研修は、2015年の創業以来、子育て支援企業として産前産後の夫婦を取り巻く社会課題の解決に向け『夫婦会議®︎』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」にも通じる大切な一歩であると考えています。

仕事と家庭の「両立の危機」や、産後うつ・虐待などの「命の危機」、産後クライシス・離婚などの「家庭崩壊の危機」をどう防ぐ・乗り越えていくのか?子どもたちが最初に触れる社会「家庭」において、親になる夫婦がどのような家庭環境を子どもたちに創り出していくのか?

キャリアの不安に直面しがちな「育休」取得のタイミングで、こうした問題を個人の問題と突き放さずに、職場からも「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、親になる職員の皆さまにおいてはもちろん、生まれくる子どもたちのより良い成長にコミットすることに繋がります。

私たちLogista株式会社も、引き続き『夫婦会議®︎』でより良い夫婦の対話とパートナーシップ、そして子どもたちの未来に貢献できるよう力を尽くして参ります!

受講いただいた職員の皆さま、ゲストの育休経験パパの皆さま、主催である女性の輝く社会推進室の皆さま本当にありがとうございました。研修での気づきや学びが、受講者の皆さまはもちろん、市民の皆さまのワーク・ライフ・バランスの充実に役立つことを心より願っております。

Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議®︎』開発研究者
長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)

 

Logista株式会社では、夫婦会議推進プロジェクトの一環で、2019年より福岡県北九州市様より、男女共同参画や女性活躍推進の事業を受託し、『夫婦会議®︎』のメソッドを用いた市民向けの講座や、職員向けの研修を担当させて頂いています。

『夫婦会議®︎』をはじめてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。

『夫婦会議®︎』のツール

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

■対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
■受賞:キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、妊娠・産後・育児期の夫婦の対話と協力体制の土台を育む『夫婦会議®︎』ツールです。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との人間関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。夫婦間の本音や変化に寄り添い「対話」をサポート。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/fufukaiginote/

■対象:すべてのご夫婦

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」は、ライフステージや世代を問わず、すべてのご夫婦の対話と協力体制を継続的に育む『夫婦会議®︎』ツールです。世帯経営ノートを1冊終えた/『夫婦会議®︎』を習慣化したい/自由な議題設定で『夫婦会議®︎』を楽しみたい…そんなご夫婦にオススメです!夫婦で話し合うことに難しさや苦手意識があるご夫婦にも「対話のコツ」や「夫婦会議のテーマ・議題例(77個)」を参考にカンタンに『夫婦会議®︎』を始めていただけます。