男女共に育児期の仕事と家庭の両立を実現できるよう、様々な研修・制度を整備されている北九州市役所さま。

2025年も、育休取得対象となる男性職員向けの必須研修として、パパスイッチ研修「パパのためのワーク・ライフ・バランス講座 〜はじめよう、夫婦会議®︎〜」(以下「パパスイッチ研修」)を開催いただきました。

研修には、子どもが生まれる予定のプレパパ、生まれて間もないパパが集結。
合計「58名」の方が、7月25日(金)、28日(月)、8月5日(火)の3日程に分かれてご参加くださいました。

事前の参加理由として、

・⼦育てと仕事の両⽴に悩んでいたため。
第⼀⼦出産を控えて、やるべきことを確認したい。
第⼆⼦出産に向けて、妻をサポートできる体制を取るため。
・間近に迫った育休に向けた勉強と、意識改革がしたい。
・育児の不安を解消し、パパとしてのスイッチを⼊れるため。
・妻の仕事復帰のタイミングで環境の変化があり、参考にするため。

などリアルなお声が寄せられた中、事後アンケートでは研修の満足度「98%」という結果を頂戴しています。
以下で、参加者の皆さんの感想を含めた研修の様子をご紹介します!

満足度98%!「実体験が面白くて学びになる」の声

「パパスイッチ研修」では、講師を務めるLogista株式会社の共同代表『夫婦会議®』開発研究者の長廣百合子(妻)長廣遥(夫)や、ゲストの育休経験パパのリアルトークを交えながら、

1、パパとして・夫として知るべきことを知ろう!
・講話:どこまで知ってる?産後のリアル
・トークセッション:育休経験パパのリアル
2、家事・子育て・仕事のベストバランスを考えよう!
・ワークショップ

3、『夫婦会議®︎』で話し合おう!
・講話:夫婦の“対話”を育む『夫婦会議』

4、仕事と家庭の充実に向けた次の一歩を考えよう!
・ワークショップ

の4つのステップで研修を展開。

何かと課題を抱えがちな子育て期こそ、夫婦で協力して働き方や家事・育児の協力体制を築いていけるように。
パパになる・なった今、「家庭と仕事の充実」に向けて具体的なアクションが取れるように。

可愛いだけではない「赤ちゃんのお世話の実態、様々な危機と隣り合わせの「産後のリアル」をはじめ、育児期の家庭と仕事の協力体制づくりに向けた考え方や行動のヒントとして、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』をご紹介。

今できる事・これからすべき事にそれぞれ頭を回しつつ、10時〜16時までじっくり研修に取り組んでいただきました。

アンケートや講座終了後に個別にいただいた感想では…

今後の生活に活かしていきたいと思える研修で、「育休を取得してみたい」と思うようになりました!
夫婦での話し合いが疎かになっていることや、家事負担に偏りがあることに気付けました。自分自身や働き方について見直すキッカケにもなり、良かったです。
後世に語り継ぎたいと思うほどワーク・ライフ・バランスの充実に役立つ内容!とても心に残る研修でした。『夫婦会議』もやってみたいです。
家庭と仕事の充実に向けてメリハリを付けたり、バイアスを見直したりするきっかけになりました。夫婦間では「わたしたち」をキーワードに対話していきます!
ワーク・ライフ・バランスという日常では意識が薄れがちな部分を再認識する機会になりました。妻との時間をもっと大切にしようと思います。
妻の気持ちを考えることが無く、「仕事とのバランス」が上⼿くいっていないことに気づきました。出産や育児の知識も高めて、夫婦のコミュニケーションのネタを増やします!
育児に対する不安を解消したかった中、妻の出産前に具体的なイメージができて大変勉強になりました。ワーク・ライフ・バランスで大切なことも学べて、非常に役立ちました。
実体験を踏まえた心に伝わる研修で、育休取得についても検討したいと思えました。仕事だけでなく、家庭の方をしっかり向いて「今しかできないこと」をしてみたいです。
講演の他、育休経験者や他の参加者のパパたちの⽣の意⾒なども聞けて視野が広がりました!色々なことを経験されている方と交流できて有意義でした。
育児に不安があり受動的に動いていましたが「積極的に育児に向き合おう」という気持ちになりました!妻のためにも育休を取得し、協力して育児に取り組んでいきたいです。
産後のリアルな話が聞けて、とても勉強になりました。妻と子どもと過ごす家族の時間を大切にするためにも、育児休業を取得したいです。
夫婦喧嘩が絶えずギクシャクしていた中、考えを改めるキッカケを得ることができました。受け止めることの大切さなど、学んだことをヒントに『夫婦会議』してみます!
夫婦の対話の大切さを実感。また、「育休っていいな…」とも思いました。夫婦で互いに大事なことを共有して、共創していけるよう意識したいです。
子どものことだけでなく「妻のこと」も気にかける大切さを感じました。子どもが生まれる人だけでなく、皆にこの研修を受けてほしいです。

などのお声を寄せていただきました。

また、講師のナガヒロ夫婦に関しても…

夫婦の掛け合いがテンポ良く、面白かったです。2人で対話するような形で飽きずに聴けました。実体験に基づく話も、内容の理解やイメージがし易くて良かったです。
2回目の参加でしたが、講師のお二人が面白おかしく講義をしていただき楽しく学ぶことができました。育休を取得して得られる充足感も、改めて感じることができました。
良かったことだけでなく「黒歴史」などの失敗談も踏まえて赤裸々に話していただけたので、実感を伴って参加することができました!
話がリアルで面白く、親近感もありました。声の大きさやテンポも良く、内容もとても心に残りました!
具体例を挙げながらの話が分かりやすく、説得力がありました。講師の夫婦仲が良いのも伝わってきてとても良かった。パパスイッチ押せました!本当にありがとうございます。
パパスイッチ研修を受ける度に「夫婦で決断しなければ」と反省…。ナガヒロ夫婦の研修は、何度聴いても本当に勉強になります!

など、嬉しいご感想を多数頂戴しております。ありがとうございます!

夫と妻の関係に、父・母という親としての役割が加わる時期だからこその葛藤を、パパもママも一人で抱えることの無いように。子どもが生まれてからも、仕事と家庭を充実させられるように。研修でご紹介した夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』もヒントにしながら、ご夫婦でより良い協力体制を築いていただければ幸いです。

受講者の皆さま、ゲストでご協力くださった育休経験パパの皆さま、主催の北九州市 政策局 WomanWill推進室の皆さま、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組む皆さまに、明るい未来が訪れることを心から願っています!

 

Special Thanks!

福岡県 北九州市役所の育休取得対象となる男性職員向け必須研修として開催された「パパスイッチ研修」。
同市では、市職員を対象として「仕事と生活を両立できる職場づくり」等の柱を掲げる「女性活躍・ワークライフバランス推進プログラム」を策定しており、今回の研修はその一環で行われました。

男性職員の育休取得率においては、プログラム策定当時の2019年(令和元年)が28.7%であったのに対して、2024年(令和6年)時点では80.6%と大きくステップアップしている北九州市役所様ですが、「数値は上がったが、家事・育児の大半を女性が担っている現状がある。職員自身が学ぶことで、より良い市民サービスにも繋がる」という思いを背景に、“とるだけ育休”ではない中身の伴った育休の推進に向けて、『夫婦会議®』のメソッドを用いた研修を実施いただいています。

【研修概要】
■パパのためのワーク・ライフ・バランス講座 〜はじめよう、夫婦会議®︎〜」

■日 時:2025年7月25日(金)、28日(月)、8月5日(火)
     ※全日共に10:00~16:00
内   容:育児期の家庭と仕事の充実に向け、普段の働き方、家事・育児の夫婦間の協力体制を見つめ直しながら、パパとして・夫として知っておくべきこと&準備できることを学ぶ研修。 講話の他に、個人ワークや参加者同士のディスカッションを通じ、双方向で気づきと学びを深めます。
講 師:Logista株式会社 共同代表『夫婦会議®』開発研究者
     長廣百合子(妻)、長廣 遥(夫)

■主 催:北九州市 政策局 WomanWill推進室

以下で、本研修のご担当の皆様からのコメントをご紹介します! 

導入自治体より

北九州市 政策局 WomanWill推進室 の皆様

北九州市では、職員を対象とした「女性活躍・ワークライフバランス推進プログラム」を策定しており、その柱のひとつに「仕事と生活を両立できる職場づくり」を掲げています。

男性が育児や家事に参画することは、マネジメント力の向上や多様な経験を通じて視野を広げることにつながる等、男性自身のキャリア形成にも重要であるほか、女性の仕事と生活の両立やキャリア形成を後押しする役割も期待されることから、特に男性の育児休業取得を推進しています。

同プログラムを策定した令和元年度には28.7%であった男性職員の育児休業取得率も、令和6年度には80.6%まで上昇し、これも長年Logista株式会社様と力をあわせて、男性職員の意識改革・行動変容を促すよう地道に取組んできた成果だと考えています。

これからも男性職員の育児休業取得率の更なる向上を目指すとともに、今後は市内民間企業にもその輪を広げていきたいです。

フォトギャラリー

担当講師より

Logista株式会社の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。

「市職員の学びを、より良い市民サービスに繋げたい」という想いを持って実施されている北九州市様での本研修は、2015年の創業以来、子育て支援企業として産前産後の夫婦を取り巻く社会課題の解決に向け『夫婦会議®︎』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」にも通じる大切な一歩であると考えています。

仕事と家庭の「両立の危機」や、産後うつ・虐待などの「命の危機」、産後クライシス・離婚などの「家庭崩壊の危機」をどう防ぐ・乗り越えていくのか?子どもたちが最初に触れる社会「家庭」において、親になる夫婦がどのような家庭環境を子どもたちに創り出していくのか?

キャリアの不安に直面しがちな「育休」取得のタイミングで、こうした問題を個人の問題と突き放さずに、職場からも「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、親になる職員の皆さまにおいてはもちろん、生まれくる子どもたちのより良い成長にコミットすることに繋がります。

私たちLogista株式会社も、引き続き『夫婦会議®︎』でより良い夫婦の対話とパートナーシップ、そして子どもたちの未来に貢献できるよう力を尽くして参ります!

受講いただいた職員の皆さま、ゲストの育休経験パパの皆さま、主催の北九州市 政策局 WomanWill推進室の皆さま本当にありがとうございました。研修での気づきや学びが、受講者の皆さまはもちろん、市民の皆さまのワーク・ライフ・バランスの充実に役立つことを心より願っております。

Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議®︎』開発研究者
長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)

 

Logista株式会社では、夫婦会議推進プロジェクトの一環で、2019年より福岡県北九州市様より、男女共同参画や女性活躍推進の事業を受託し、『夫婦会議®︎』のメソッドを用いた市民向けの講座や、職員向けの研修を担当させて頂いています。

『夫婦会議®︎』をはじめてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。

『夫婦会議®︎』のツール

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

■対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
■受賞:キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、妊娠・産後・育児期の夫婦の対話と協力体制の土台を育む『夫婦会議®︎』ツールです。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との人間関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。夫婦間の本音や変化に寄り添い「対話」をサポート。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/fufukaiginote/

■対象:すべてのご夫婦

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」は、ライフステージや世代を問わず、すべてのご夫婦の対話と協力体制を継続的に育む『夫婦会議®︎』ツールです。世帯経営ノートを1冊終えた/『夫婦会議®︎』を習慣化したい/自由な議題設定で『夫婦会議®︎』を楽しみたい…そんなご夫婦にオススメです!夫婦で話し合うことに難しさや苦手意識があるご夫婦にも「対話のコツ」や「夫婦会議のテーマ・議題例(77個)」を参考にカンタンに『夫婦会議®︎』を始めていただけます。