子育てしながら働く社員のワーク・ライフ・バランスの充実に力を入れている日立製作所労働組合ソフト支部さま(以下、日立労組ソフト支部さま)。

その中で今回は、「育休取得100%のその先にある、育休中の過ごし方に視点を持っていくことが大事。家庭と仕事の充実に繋がる育休期間にしてほしい」という想いを背景に、夫婦の対話メソッド『夫婦会議®』を導入。‬2025年6月25日(水)、日立労組ソフト支部さま主催の男性育休推進イベントの一環で、『夫婦会議®︎』の育休セミナーを初開催いただきました。

妊娠・産後・育児期の社員・組合員とそのパートナーである「育休当事者の方」はもちろん、「当事者を見守る周囲の方」にも対象を広げて開催された本セミナーには、13名が参加。

事前の参加理由として、

・将来を見据えてパートナーと話し合う際の知識を得たいため。
・夫婦で育休を取ることを決めたタイミングだったから。
・育休前後の部下・同僚の状況を理解したいから。

などの声が寄せられていた中、事後アンケートでは「セミナー全体の満足度」「講師の満足度」共に100%の評価をいただき、100%の方が「『夫婦会議®』をやってみたい」と回答くださいました。

以下で、参加者の皆さんの感想を含めたセミナーの様子をご紹介します!

満足度100%!「夫婦の対話」の重要性への気づき、多数。

今回の『夫婦会議®』の育休セミナーは、オンラインで開催。

客観的なリサーチデータの他に、講師を務めるLogista株式会社 共同代表『夫婦会議®』開発研究者の長廣百合子(妻)・長廣遥(夫)の体験談も交えながら、

1、学ぼう!妊娠・産後・育児のリアル
2、始めよう!夫婦の“対話”を育む『夫婦会議®』

3、考えよう!充実した育休の過ごし方

の3つのステップで展開。

当事者の方には、「“とるだけ育休”ではなく、家庭と仕事の充実に向けた育休ライフを過ごすためのヒント」を、そして周囲の方には「育休前後の仲間の理解につなげるキッカケ」をそれぞれ掴んでいただきました。

セミナー中や終了後のアンケートでいただいた感想では…

⼦育てのリアルを聞き、実際に⼥性1人で⾚ちゃんを育てるのは困難であることを痛感しました。子どもを授かった際には、育休取得を前提に⼈⽣設計をします!

夫婦で対話する時間をつくり、夫婦関係を良いものにして、仕事にも良い影響をもたらすようにしていきたいです。

実体験を元にお話しいただけたことで、⼦育ての⼤変さや『夫婦会議®』の⼤切さを実感できました。

産後2カ⽉は育休は取得すべきだと思いました。可能な限り取得したいです!

互いの感じていることを⾔語化して共有する、産後の妻・夫に関する知識を⾝に着ける、といった実践的なアドバイスを頂けました。

⾮常に為になるお話を聞けて良かったです。あとから振り返って「育休は幸せな時間だった」と思えるように頑張りたいと思いました。

産後の⼤変さ壮絶さがとてもよくわかりました。同僚や友人のサポートをできたらとの⽴場で参加しましたが、今回のセミナーで理解が深まりました。

育休取得の当事者でなくても参加している方、今回のセミナーの主催の方々、講師の方のように、育休は「周りの⼈に⽀えられて成り立っている」という感謝の気持ちをあらためて持つことができました。

などのお声を寄せていただきました。

何かといそがしい日々の中、夫婦でゆっくり向き合う時間をつくることは難しいものですが、ご紹介した夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』が育休取得に向けた前向きな一歩となり、「夫婦でキャリアを考え対話する機会」に繋がっていくことを願っています。(※キャリア:仕事だけでなく日々の暮らしや人間関係を通じて築き上げる「人生」そのもの)

ご参加いただいた皆さま、開催に向けてご尽力いただいた日立労組ソフト支部の皆さま、この度は本当にありがとうございました!皆さまのご夫婦・ご家族の絆がより一層強くなることを心より願っています!

 

Special Thanks!

これまでにも、社員用託児施設「ゲン木くらぶ」の立ち上げ・運営(2003年〜)をはじめ、子育てしながら働く社員のワーク・ライフ・バランスの充実に取り組んできた日立労組ソフト支部さま。

今回は、「目標に据えている育休取得100%のその先にある、育休中の過ごし方に視点を持っていくことが大事。家庭と仕事の充実に繋がる育休期間を過ごしてほしい」という想いを背景に、『夫婦会議®』の育休セミナーを開催いただきました。‬

【セミナー概要】

■タイトル:男性育休推進イベント『夫婦会議®』の育休セミナー
■日  時:2025年6月25日(水)13:00〜16:00
■概  要:産前産後のリアルや夫婦の対話メソッド『夫婦会議®︎』について学ぶ中で、夫婦の協力体制を見つめ直し、“とるだけ育休”ではなく「仕事と家庭の充実」に向けた育休ライフのヒントを掴むセミナーを開催。

以下で、本セミナーのご担当者さまからのコメントをご紹介します! 

 

導入企業より

日立製作所労働組合ソフト支部 黒木綾子 執行委員

「2025年度末までに男性の育児休暇、または配偶者出産休暇合計の取得率100%」が弊社労使目標として掲げられ、男性の育児参画が社内でも特に重要視されている昨今、育休取得を真剣に検討する組合員が増えていることを実感しています。

一方で、組合員の不安は育休取得のための職場調整に向きがちで、無意識ながら「取得すること」自体を一旦のゴールに据えている方も少なくありません。しかし、育休取得の次の段階にある「育休期間の過ごし方」も同様に重要と考えています。私自身も子を持ち夫婦で育休を取得した経験のある者として、「夫婦・パートナー間の役割分担やコミュニケーション」の難しさを実感。この時期のすれちがいは、関係性に亀裂を入れかねないと感じておりました。

この想いから、組合員には良好な家族関係構築に繋がるような「充実した育休の過ごし方」にも着目してほしいとイベント考案していた折、夫婦の対話にフォーカスした『夫婦会議®』が大変参考になると感じ、セミナーを開催いただきました。

セミナーには育休取得を検討している方のほか、育休前後の同僚や部下の状況を理解したいという方にも多くご参加いただきました。セミナー中の質問タイムや最後の感想共有タイムのコメントから、それぞれの立場で当事者意識を持って参加している様子が伝わり、多くの学びを得られていたことがうかがえました。

今回のイベントが、今後育休を取得されるご本人にとって有意義な情報収集の場となるとともに、育児その他ご事情で休暇等の制度を利用される方を職場の周りの方が互いにサポートし合う職場風土醸成の一助となっておりましたら幸いです。

日立労組ソフト支部は、組合員が直面している問題はもちろん、組合員が抱える潜在的な課題にもアプローチし、「多様性を認め合う」だけでなく、「多様性を活かし合う」職場づくりを目指して活動していきます。

担当講師より

Logista株式会社の長廣 百合子(妻)・長廣 遥(夫)です。

より前向きな気持ちで育休取得に進み、家庭と仕事の充実に繋がる育休期間を過ごしてほしい」という想いで実施いただいた日立労組ソフト支部さまでの『夫婦会議®』の育休セミナーは、2015年の創業以来『夫婦会議®︎』を推進してきたLogistaのビジョン、「未来を担う子どもたちに、より良い家庭環境を創り出していける夫婦であふれる社会を目指す」に通じる大切な一歩となりました。

何かとキャリアに揺らぎが生じがちな子育て期。この時期ならではの「夫婦の協力体制づくり」を個人の問題と突き放さず、組合員の声に向き合い、「夫婦でキャリアを考え、対話する機会」を促進することは、真にワーク・ライフ・バランスにコミットすることに繋がります。

私たちLogista株式会社も、引き続き『夫婦会議®︎』でより良い夫婦の対話とパートナーシップ、そして子どもたちの未来に貢献できるよう力を尽くして参ります!ご参加いただいた皆様、主催の日立労組ソフト支部の皆さま、本当にありがとうございました。

 

Logista株式会社 共同代表|『夫婦会議®︎』開発研究者
長廣 百合子(妻)、長廣 遥(夫)

『夫婦会議®︎』をはじめてみませんか?

『夫婦会議®︎』とは、
人生を共に創ると決めたパートナーと、
より良い未来に向けて「対話」を重ね、
行動を決める場のことです。

 

自分ひとりの意見を通すため、相手を変えるために行うものではなく、「わたしたち」で答えを創るためのもの。

特に育児期においては、わが子にとって、夫婦・家族にとって「より良い家庭環境」を創り出していくことを目的に行います。 

家庭は社会の最小単位であり、子どもたちが最初に触れる社会そのもの。『夫婦会議®︎』は、ちょっとしたことから大切なことまで、前向きな気持ちで「対話」できる家庭環境づくりを応援します。

※『夫婦会議®︎』は、Logista株式会社の登録商標であり、日本初の「夫婦の対話」メソッドです。模倣サービスにご注意ください。
※『夫婦会議®︎』のツール・サービスは、“対話”によるコミュニケーションを重視しており、他に「キャリアデザイン/子どもの発達・成長/産後ケア/周囲との結びつき」などの観点を用途に応じて織り交ぜ開発しています。

『夫婦会議®︎』のツール

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/

■対象:妊娠・産後・育児期のご夫婦
■受賞:キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」

夫婦で産後をデザインする「世帯経営ノート」は、妊娠・産後・育児期の夫婦の対話と協力体制の土台を育む『夫婦会議®︎』ツールです。ビジョン、家事、子育て、仕事、お金、住まい、セックス、自由時間、美容・健康、祖父母との人間関係など、産後にズレが生じがちな10のテーマに的を絞って質問や例題を設定。夫婦間の本音や変化に寄り添い「対話」をサポート。新婚さんや妊活中のご夫婦など、先々の子育てを見据えた方にもご愛用頂いています。

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」
https://www.logista.jp/fufukaigi/fufukaiginote/

■対象:すべてのご夫婦

夫婦で未来をデザインする「夫婦会議ノート」は、ライフステージや世代を問わず、すべてのご夫婦の対話と協力体制を継続的に育む『夫婦会議®︎』ツールです。世帯経営ノートを1冊終えた/『夫婦会議®︎』を習慣化したい/自由な議題設定で『夫婦会議®︎』を楽しみたい…そんなご夫婦にオススメです!夫婦で話し合うことに難しさや苦手意識があるご夫婦にも「対話のコツ」や「夫婦会議のテーマ・議題例(77個)」を参考にカンタンに『夫婦会議®︎』を始めていただけます。