2019年11月9日（土）は、春日市人権男女共同参画課主催「子育て世代を支える！ライフデザイン講座」の第４弾として、「親だからこそ知っておきたい！子どもへの性の伝え方講座」を開催。育児期のパパやママ、地域で子育て支援を行う方を中心に、男女合わせて69名の方がご参加くださいました。

講座の冒頭、現職の警察官の方から、昨今の中高生の間でも問題になりつつある「デートDV（結婚していない交際相手からの暴力）」の実態について10分程度解説をいただき、その後、ゲスト講師の佐藤 繭子さん（助産師であり、福岡県立大学大学院 看護学研究科助産学 助教）より、「親から子へ正しい性の知識を伝えること」をテーマにお話しを頂きました。

子どもの自尊感情にも繋がる「性」のお話。

講座では…
1）幼児期からの性教育が必要なワケ
2）子どもの性に関する権利について
3）ジェンダー・性の多様性について
をベースに、「男の子と女の子の体の違い」や「プライベートゾーンのケア」、「赤ちゃんはどこからくるの？という子どもの問いに対する答え方」などの実践的なお話が盛りだくさん！

​「子どもが自分の身を守れるようになる」ことはもちろん「相手（パートナー）を大切にできるようになる」ために必要な知識として、親から子へどのように「性」を伝えていけば良いのかを学んでいきました。

アンケートやセミナー終了後に個別にいただいた感想では…

・まさに3歳の娘に「赤ちゃんってどこから生まれてくるの？」と聞かれ、どのように伝えるべきか悩んでいた中で大変勉強になりました！

・先々やってくる思春期に、親としての関わりとヒントが欲しくて参加しました。性教育について考える機会を頂きました。ありがとうございました。

・性教育について、自分自身勉強不足だったと気づきました。とても参考になりました！

・「自分が知らないうちに性被害に遭ってしまう」ことがないように、幼少期から性について学ぶ機会を会話の中で自然と作っていくことが大切だと思いました。自分も相手も大切にできる（傷つけない）関係の作り方を伝えていきたい。

・子どもが男の子で、どう伝えれば良いかわからずに悩んでいた。子どもと一緒に性について学べて良かった！

・子どもへの伝え方、夫婦の共通認識…とても大切な内容でした。ありがとうございました。

・性について、科学的に低学年から伝えた方が良いとはビックリ！そして、なるほど！と思いました。

・性について恥ずかしいと思う気持ちが自分の中で強いことに気づきました。子どもの自己肯定感に関わる話でもあるので、きちんと伝えられるようになりたいです。

・家族で性について触れていくことが大切！隠さずに性について話せる相談できるような雰囲気を作っていきたい。

・性教育は、生教育。子どもたちにきちんとした知識を伝えたい。そのために、自分が知識を知っておかないといけないと思いました。今日得たことは、機会をみて伝えていきます！ありがとうございました！

・今日の話を夫とも共有します！

などのお声を寄せていただきました。

ご自身の経験談を交えながら、終始参加者に寄り添うようにお話を展開してくださった佐藤さん。

「性教育の意味」や「子どもに性の話をする際のポイント」の解説はもちろん、参加者からの大量の「質問シート」にも時間が許す限り丁寧にお答えいただき、参加者それぞれに気づきや学びの多い時間になったのではないかと思います。キャリーケースいっぱいに詰め込んでご持参頂いた性教育関連の本も、参加者の皆さんの「？」を解消するヒントに繋がったはずです。

ご参加いただいた皆さん、講師の佐藤さん、主催の春日市人権男女共同参画課の皆さん、本当にありがとうございました。すべての子どもたちに、そして子育てに取り組む皆様に、素晴らしい未来が訪れることを、心から願っています！

子どもを授かって幸せいっぱい！・・・のはずが、産後の夫婦はすれ違いがち。
理由の一つに、夫婦で産後の働き方や暮らし方、人間関係などについて「対話」を重ねる機会の不足があります。

この企画では「みんなで子育て」をテーマに、夫婦のモヤモヤをスッキリ解消！

自分たちの思い描く夫婦・家族のあり方を創るキッカケの場として、昨年大人気だった10組のご夫婦に限定した連続講座「実践しよう！夫婦会議（全4回）」をはじめ、祖父母の皆さまにも一緒に参加頂ける公開講座（全4回／希望する回のみ参加可能）をご用意致しました。

※今年度予定している全ての講座のお申し込みは終了致しました。多数のご応募ありがとうございました！